【シーバー病】成長期の子どものカカトの痛みはどう対処する?

「カカトが痛いっ!!」とお子さんが訴えたら、もしかしたら『シーバー病』かもしれません。痛みがひどくなる前に、その対処法や予防法などを一緒に考えてみましょう。

[char no=”3″ char=”YUTA”]こんにちは!
IKOI styleを運営している柔道整復師のYUTAです。私の整骨院にも、スポーツを頑張る成長期の子ども達が多く来院します。シーバー病に対して私たちがおこなっている治療や予防などをお伝えできればと思っています。[/char]

シーバー病とは「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」のこと。
運動中にカカトが痛くなる、かかとが痛くてつま先歩きになっている、などの症状を訴えていると注意が必要です。

今回は実際の患者さんのやりとりの事例を交えて紹介していきます。少しでもスポーツを頑張っている子どもをもつ親御さんのお役に立てればと思いますので、どうぞお付き合いください。

▼この記事のメインである、かかとのテーピング動画はこちら▼
【カカトのテーピング】シーバー病にも有効!?脂肪でクッションを作るテーピング(YouTube)

シーバー病とは?

踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)とも呼ばれ、成長期のスポーツをしている子どもに多い痛みです。かかとの骨端がはがれたり、踵骨軟骨という成長軟骨に炎症が起こったりしている状態です。


※写真がなく自作です。見にくかったらすいませんw

シーバー病になる原因・発症しやすい人は?

▶︎成長期のかかとの過剰な負担で起こりやすい
▶︎アキレス腱の牽引力で骨端核に過剰な負担がかかる
▶︎スポーツを盛んにおこなっている成長期の子ども
▶︎サッカーや野球、バスケットや裸足で競技する剣道や体操などをおこなっている
▶︎足のアライメント異常で構造的にかかとに負担がくる(扁平足や回内側など)

成長痛との違いは、運動時に痛みがあるかないかが大きな違いです。成長痛の場合は、レントゲン所見でも異常がなく、痛みの発症もかかとに限らず全般的に痛むケースが主です(個人差あり)

はじめは運動時の軽い痛み。次第に悪化していくことも…

[char no=”13″ char=”サッカー少年”]カカトが痛いんです。初めは違和感だけだったけど、徐々に走るのも痛みが出てきました。[/char] 9歳のサッカー少年。幼稚園児からサッカーに触れ、小学校入学時からサッカークラブに在籍しているサッカー大好きっ子。

[char no=”3″ char=”YUTA”]アキレス腱やふくらはぎの筋肉が硬くなっています。アキレス腱が付着する骨を引っ張りすぎて炎症が起きているのかもしれないね。ふくらはぎを伸ばすストレッチをしっかりするように![/char]

硬い筋肉をマッサージでほぐし、アキレス腱を伸ばすストレッチを指導、ふくらばぎのテーピングも施しました。新型コロナウイルス流行中だったのでクラブが休みになり、強制的に安静にしていたこともあり症状は落ち着いていたのですが、、2ヶ月後にトレーニング再開するとまた痛み発症…
病院受診したところ「シーバー病」と診断。

アスリートアロマトレーナーとして沖縄を中心に活躍されている母親。その時の心境などをブログで綴っています。
シーバー病「好きすぎて起こるケガ」
https://ameblo.jp/aat-1-okinawa/entry-12626060422.html

症状がひどくなる前に、どう付き合っていくのかの参考になると思います。

シーバー病の治療・予防

[char no=”13″ char=”サッカー少年”]かかとを地につくのが痛いです。病院の先生には「長く付き合っていくしかない」と言われました。サッカーを休めとは言わないが、足に負担をかけすぎないように気をつけながら、サッカーは続けていいそうです[/char]

成長期である中学生くらいまでは、かかとの負担が大きくなると痛みは出てくるそうです。うまく付き合っていくしかない。では、うまく付き合うにしても、いろんな角度から上手にかかとと付き合っていきましょう。
[char no=”3″ char=”YUTA”]かかとに過剰な負担をかけないようにしていきましょう。ふくらはぎやアキレス腱に負担をかけすぎないように、日頃のケアや、かかとに負担のかかりにくい身体の使い方などを身につけていこう![/char]

治療法

▶︎アイシング … 熱感があるときなどは炎症を最小限に抑えましょう
▶︎ストレッチ … ふくらはぎ・アキレス腱の緊張をほぐします
▶︎テーピング … 筋肉をサポートして負荷を軽減させます
▶︎インソール … 扁平足などにアプローチ
▶︎ステロイド注射(局所麻酔入り)…日常生活に支障がある場合に投与することもあるそうです

一般的には保存療法(安静)が望ましいとされています。

テーピングで負担軽減

マッサージやストレッチなどで、ふくらはぎや足裏の筋肉の緊張を取り除き、かかとへの負担を軽くできます。それでもかかとを地につくこと自体が痛いことがあります。
[char no=”3″ char=”YUTA”]そんな時に、接地面の負荷を軽くするテーピングをすることがあります。テーピングで脂肪を寄せて、脂肪のクッションを作ってしまうんです。[/char] [char no=”13″ char=”サッカー少年”]脂肪のクッション?イメージ湧かないです。痛みが引くのであればお願いします[/char] シーバー病テーピング
動画で解説しているのですが、痛みのある部位に脂肪を寄せてテーピングしていきます。かかとにクッション性のあるソールなどを入れたりもしますが、やはり接地することが痛いので、痛みのある部位に直接圧がかからないようにしてあげるのが有用です。

[char no=”13″ char=”サッカー少年”]ほんとだ、痛くない!思いっきり踏み込んだら少しは痛いけど、歩くぶんには全く痛くないです。[/char] [char no=”3″ char=”YUTA”]歩くだけで痛いと、どうしてもつま先歩きになってしまったり代償動作がでてしまう。そうなると変な歩き方のクセがつくので良くない。トレーニング再開時など、少しでも痛みに対しての不安を解消したい時にも有用ですよ![/char]

▼【カカトのテーピング】シーバー病にも有効!?脂肪でクッションを作るテーピング(YouTube)▼

「身体の使い方」を見直す

シーバー病の痛み・予防に対してのアプローチに「身体の使い方」を見直すことも選択肢のひとつです。重心がかかとにあったり、足で踏ん張りすぎているかもしれません。扁平足や外反母趾など足の機能が原因で負担が大きくなっている可能性だってあります。

身体のチェックをしてみると、重心が外側にありまだ不安定性がみられました。
[char no=”3″ char=”YUTA”]股関節の機能を高めることで、足にかかる負担を軽くすることができる。スクワット姿勢ひとつをとっても、ただ重心を落とすのではなく股関節でしっかり吸収する意識でおこないましょう!身体を上手に使いこなすことで、防げるケガもあるので、サッカーを制限されている今のうちに取り組んでみよう[/char] [char no=”13″ char=”サッカー少年”]ただ休むのではなくて、休んでいる間に出来ることを頑張ってみます![/char]

シーバー病に有効?サポーターとインソール

いざお子さんがシーバー病になってしまったら、、サポーターやインソールも検討してみてはいかがでしょうか?本人が少しでも楽に日常生活を過ごせるようなアイテムもいろいろありますので、オススメの商品をご紹介致します。

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まとめ

シーバー病は、スポーツをしている成長期の子には誰もがなりうるケガです。初期の軽い症状だと、好きなスポーツを痛みを我慢して続けがちです。「休むこと」も大切なトレーニングのひとつ。”休みながら出来ること”をお子さんと一緒に取り組むことが今後のスポーツ人生にとっても大きな財産となると思います。

[char no=”3″ char=”YUTA”]シーバー病に限らず、ケガとうまく付き合うことが大切だということを伝えてあげてください!みなさん、頑張りすぎずに頑張りましょう!笑[/char]

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