「楽しむ」が最強だった ― 知念高校女子バレー部 | 平安杯2026 3位&九州派遣獲得

平安杯2026で、知念高校女子バレーボール部が3位入賞を果たし、九州派遣の切符を掴みました。

ノーシードからのスタート。快進撃の裏には、選手たちが「楽しむ」ことに本気で向き合った日々がありました。

トレーナーとして、コンディショニングのサポートに関わらせていただいた立場から、大会に向けて取り組んだこと、そして3日間の記録を振り返ります。

大会前に取り組んだ4つのこと

① 目標設定をアプリで「見える化」

平安杯に向けて、「チーム目標」と「個人目標」をアプリで設定しました。
そうそう、【IKOI LOG】というオリジナルアプリ作ったんです。「こんなのあったらいいな」をAIの力を借りながら挑戦してみたら、何とかカタチになった。
IKOI LOGアプリに関しては、また別の記事にでもしますね。
それにしてもAIってすごい!

さて、チームサポートに戻ります。
正直なところ、アプリに対して全員がフルコミットできたわけではありません。でも、目標を言葉にして視覚化することで、少しずつ意識が変わった選手がいたのは確かです。「記録する」という行為そのものが、自分と向き合うきっかけになっていたように感じます。

②「自分のコップを満たす」から始まるチームワーク

大会の1週間前から、朝練に数回顔を出し
チーム一丸になるために伝えたのは、まず「自分自身の心を満たすこと」

コップの水に例えてこう話しました。「自分のコップが空っぽのままでは、仲間に水を分けることはできない。まず自分のコップを満たしてから、溢れた分を仲間に還元する。それが無理のない思いやりだよ」と。

思いやりは義務感からではなく、自分が満たされた状態から自然に生まれるもの。このマインドが、少しでも響いてくれたらいいなぁ。

③「楽しむ」が最強

一番大事にしたテーマは「楽しむ」こと。

1人1人と話すときも、ずっと根底にあるのは「楽しむことだよ」繰り返し伝えました。勝つために頑張るのではなく、楽しむから頑張れる。その順番を間違えないように。

④ 集中力が高まると「ゾーン」に入る

集中力が極限まで高まると「ゾーン」と呼ばれる状態に入ることがあります。周りの音が消え、ボールがよく見え、体が自然に動く。
話は少し変わって、最近交通事故に巻き込まれました。その衝突の瞬間にスローモーションになり、自分の体をうまく吸収する準備ができたのでケガから回避。
例え話として合ってたか分からないけど、それを同じ「ゾーン」と扱って伝えました。
ポジティブなんです(笑)

楽しむこと、心を満たすこと、チームを信頼すること。その積み重ねの先にゾーンがある。大会前にそんな話もしていました。

大会3日間 ― トレーナーとしての裏側

大会期間中は、3日間フルで帯同しました。1日の流れはこんな感じです。

AM 6:30頃
知念高校で早朝練習。選手一人ひとりのコンディションチェック、必要に応じてケアとテーピング。

移動
学校から会場へのバスに同乗。車内でも体調を確認しながら、選手たちの様子を見守ります。

試合間
ケア&テーピング。次の試合に万全の状態で臨めるように。

記録
カメラで試合を撮影。選手たちの成長と頑張りを残すために。

朝6時半から夕方まで、選手と同じ時間を過ごす「フルコミット」

DAY1 ―「久しぶりに楽しい試合をした」

ノーシードで迎えた今大会。初戦を突破して迎えた2回戦、相手はシード校の那覇高校。
この試合で、劇的な逆転勝利を収めました。

ただ勝ったのではなく、この試合で選手たちが「チーム一丸」を体現してくれた。コートの中も外も、全員が同じ方向を向いて声を出し、仲間を信じ、最後まで楽しみながら戦い抜いた。

試合後、ある選手がこう言いました。
「久しぶりに楽しい試合をした」

この一言がすべてを物語っていると思います。楽しむことが最高のパフォーマンスにつながる。その証明のような試合でした。

さて、そうなると簡単には負けないですよ、このチームは。

DAY2 ― ベスト4進出

初日の勢いそのままに勝ち上がり、ベスト4進出。

決勝リーグ初戦は、惜しくも敗れました。でも目標にしていたベスト4達成。まずはこれを誇るべきです。

「切り替えて、最終日に全力で挑もう」

DAY3 ― 3位決定戦、九州への切符

最終日は難しい試合が続きました。
そして迎えた3位決定戦。相手は首里。

この試合も簡単ではなかったけれど、3日間を通じて培ってきた「楽しむ力」と「チーム一丸」のマインドで、最後まで戦い切りました。

結果、勝利。3位入賞。九州派遣獲得。

振り返り ― 「楽しむ」が結果を生んだ

今大会を通じて実感したのは、笑顔で楽しくプレーすることが、個々の実力が発揮され、チーム力も高まり、そのまま結果につながるということ。

「楽しむ」を一つの目標に掲げ、何度も話し合い、時にはぶつかりながらも、選手たち自身が「楽しみながら勝つ」を実現してくれました。

楽しむ。自分のコップを満たす。ゾーンに入る。応援されるチームになる。

これらのテーマを、ひとつずつ超えていった選手たちに、心から感動した大会でした。
3日間フルコミットして、本当に良かった。

知念高校女子バレーボール部の挑戦は、まだまだ続きます。引き続き、サポートスタッフとして全力でフルコミットしていきます。

応援よろしくお願いします!

YUTA KINJO

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